気ままに生きます

人生いろいろ

平日は仕事をし、疲れて帰宅した後は適当に不味い飯を作っては食べ、スマホでなんJを見、映画やテレビ見るやら漫画読むやらして終了。

休日は友達と過ごすことも、飲みに行くこともなく、1人で映画館に行き、上から目線の映画評論をFilmarksに書き込み、ラーメンやら行きつけのパン屋やらで食事を済ませ終了。

 

こんな人生小学生の時分の僕が見たらきっと絶望するでしょう。

あの頃は何をしても楽しかったし、早く大人になりたかった。

 

でも小学生を過ぎてから人生はずっと低空飛行で、皆が青春に夢中になっている間に刈り上げ中学・高校に通い思春期の無駄遣い。

大学生になって青春を取り戻そうとするも、所詮は陰キャ、一般的なリア充の前ではただの真似事に終わり、社会人になるととうとう家族やペット、数少ない親しい友人とも離れ遂にぼっち。会社の福利厚生も芳しくないのでお金もたまらない。これが下流か。

 

正直今、1番楽しいことは仕事かもしれない。毎日することがあって、それがクリアできれば上司に褒められるし、できない場合はアドバイスをいただき励みにもなる。仕事が辛くなった時、自分はどうすればいいのだろうか、どうなるのだろうかとふと思う。

 

思えば小さいころの時点で僕の人生は決まっていたのかもしれない。あの頃、ハム太郎のロコちゃんの「明日はもっと楽しくなるよね、ハム太郎」というお決まりの台詞に「人生そんな毎日楽しいはずがない」と噛み付いてみたり、金田一少年の事件簿の犯人の不幸な境遇や動機に好奇心を抱いて毎週楽しみにしてテレビの前にかじりついていたりと、もう気持ち悪いですよね。

 

22時ですが寝ます。しんどい。

もう家にゴキブリが出なければそれでいい。

トリーチャーズ症候群

 

僕の妹が障害を持っているという話はこの前しましたが、その関係性で彼女は小学生から高校生の間まで大阪市内にある施設に通っていました。そこは様々なハンディキャップを持った子供たちが日々勉強したり、身体の機能を良くするために頑張っている、そういった場所でした。僕も幼い頃、母の付き添いでよく足を運んでいました。

この動画で挙げられているようなトリーチャーズ症候群のような子も見たことがありました。

 

動画内の石田さんは非常に逞しい人なんですね。厳しい道と楽な道があれば厳しい道を選ぶように自分に言い聞かせる、というのは頭では理想として思い描いていても実際に行動に移すことはとても難しいことです。自分の人生に弱気になってはいけないと改めて気づかされました。

ボクたちはみんな大人になれなかった

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見たい映画のチケットが売り切れておりどうしようか迷っていたところ、ふとこの小説を紀伊国屋新宿店で見つけた。

映画を観るために新宿に出てきただけにすぐさま帰るのも気が引けて再び映画館に戻った。

おもむろにtohoシネマズ新宿の上映待ちあるいは暇を持て余している人たちが座るソファに腰掛け読み始めた。

 

特に淡い青春を送っていない自分でさえも、その切れ端のような思い出が掘り返され、記憶の蓋が再び開かれた。

誰しもが抱いていたあの時の高揚感を私小説のように描きながらも、所々で余りにもキラキラしすぎていると面食らってしまうような描写が折り込まれており、ひとつの作品としてまとまっていた。

 

結局は1時間半ほどでその場で読みきってしまい映画は観れなかったものの、それに類する体験はできた。それぞれの描写で地名、店名、曲名など固有名詞が使われており、情景を思い浮かべるのに苦労はしなかった。

 

心の隙間に染み渡って行く作品でした。