気ままに生きます

人生いろいろ

映画 「羊の木」 感想

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松田龍平サイコパス過ぎる。
おじゃる丸に星野さんという何を考えているのかわからない支離滅裂な宇宙人のキャラクターがいましたが完全にそれです。
真顔で人を殺す感情のない殺人ピエロを地で行っていて、全く関係のない漁業関係者を平気で轢き殺したり、昨日も一昨日も人を殺したとあられもなく言って見せたりもう色々と狂っている。


北村一輝の見た目からしてヤベー奴感が滲み出ているところとか、優香の魔性の女感とか、元犯罪者達の一般人達とは少しズレた違和感を感じさせる描写が随所にあったのは非常にうまいなあと思ったのですが、やはり元犯罪者全員で徒党を組んで何かをしでかすという展開を見て見たかった自分がいたのでその辺で言うと結局松田龍平の独壇場になっていたのが少し期待外れでした。別に徒党を組まなくても更生を目指していた他の彼らがなおも魚深で罪を犯し続ける松田龍平達に立ち向かって行くような切り口でも面白かったかもです。


木村文乃プログレかガレージか知らないですがノイジーなギター良かったですね。てか木村文乃ってこんなツンツンキャラもいけるんですね。

羊の木のタイトルの意味することころって要するに魚深という木で羊という名の元犯罪者達が実を結んで新しい生活を手に入れたり、逆に同じ過ちを繰り返し枯れ果ててしまった様子をそのまま表しているんだと思いました。

質問2

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なんやねんいきなり、まず怖いわ

なんJのスレで見たことあるでこういうの

てか13パーセントとかいう半端な数字も怖いし、なんで境遇まで指定されてるんや

 

13パーセントってことは.130くらいなのでセリーグのピッチャーがヒット打つくらいの確率ですよね

そう考えると結構確率低いですよね

あと1000万円って僕みたいな人間だと稼ぐのに3年はかかるので3年後に生きてる確率ってたぶん9割5分くらいだとするとそこまでハイリスクでもないかなーと思いますね

ということで2回押したいというのが本音ですね

 

ただ僕は生に執着していることが前提になってるのでいくら貪欲だとしてもその仮定だと1回も押さないです

 

おわり

 

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僕は暇人ですよー

 

人生

生きていても目新しいイベントが全くない。

四季の行事には無縁だし、旅行もほとんど行かない。インスタグラムに上げるようなこともほとんどないし、かと言って今個人的にのめり込んでいることもない。

毎日会社には最低22時まで拘束され、場合によっては終電というのもあるので何かをする時間もないし、何かをする気力が沸き起こらない。料理もほとんどしないし、自分磨きをする時間もない。休みの日は映画館に行くか、シーズンになれば野球を観るか、数少ない友人の皆さんと飲める機会があるくらい。そんな何もない自分とは裏腹に周りの人たちは着実に自分の身の回りを固めに入っている。それなりに趣味は多い方だと思うけれどふと考えた時にこれらの思い出はほとんど自分1人だけのものなんだなと思うと途端に虚しくなる。直近のカメラロールが私事だらけで思わず苦笑した。はぁ。これからどうしようか。

映画 「スリービルボード」 感想

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3つのセンセーショナルな看板をきっかけに動き出す3人の三者三様な物語。

 

まずよくこんなストーリーを思いつくなと。他ではみられない唯一無二かつ先の読めない展開で最後までドキドキして見られました。
ただ個人的には広げた風呂敷はきちんと畳んでほしいタイプなので、最後までミルドレッドの娘を殺害した犯人を探していた自分にとっては肩透かしを食らう展開でした。あのラストが物語の着地点だと言われればそれまでなのですが。

 

とは言え、登場人物全員が皮肉屋でユーモアが効いており、黒人差別、障害者差別発言に対しても毒を持って毒で返すスタイルが逆に心地よかったです。
その他にも随所に印象的なシーンがありました。ディクソンがレッドを事務所のビルの2fから突き落とすシーンも後ろ姿からワンカットで撮られている分彼自身の狂気と怒りをダイレクトに感じることができましたし、ウィロビーが彼の妻・ミルドレッド・ディクソンに託した3つの最後の手紙とかレッドがディクソンに病院でオレンジジュースを差し出すところとか映像としてとても良かったです。

 

ただ何度も言いますが、突き上げられて、落とされて、揺さぶられた感情の最終的な行き場が見当たらないまま終わった点が唯一にして最大の気掛かりな点でした。

質問1

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本当にきましたね!ありがとうございます

僕は越乃寒梅が好きですね。春霞、惣誉もおいしいです。

あとは京都の伊根満開というワイン日本酒も結構好きな味でした。

 

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こちら罵詈雑言でもいいので送ってください!

映画 「デトロイト」 感想

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人は誰しも他者よりも優位に立ちたいという願望が根底にある。その当たり前な欲求が歪な形で変容すると、気づかぬ間に差別や偏見、レッテルを生む。そしてそれが人種単位で行われるとこのような悲劇を生んでしまうということを最悪の結果で証明した。

 

人という生き物は自らの過ちを認めたくないもので、ひとたび自分の方が優位であるとほんの少しでも思ってしまうとそれを覆すことは難しい。
当時の白人は「もう1967年だぞ」とは口では言いつつも、歴史的に見れば白人と黒人の間にははっきりとした上下関係があったことがまだ心の片隅に残っており、自分達白人の方が黒人よりも種族として上回っているという考えを共通の矜持として持ち合わせていたように思える。

だから例え白人達に誤りがあったとしても警察も、裁判所も決して認めることはなかったし、黒人が犯した犯罪も多くあるという逃げ道にすがり、事の本質から目を背けている。

 

この作品の素晴らしいところは、そういった差別や偏見を超越した根の深い問題を、自民族主義が蔓延しつつある今の時代にあえて再現しただけではなく、ミュージシャンを目指すある黒人の一個人としての心の葛藤も同時に描いている点である。
圧倒的な美声を持ちながらも、仲間を事件によって失った悲しみから白人達が喜ぶステージには立ちたくないと夢を諦め、教会で聖歌を歌う人生を選んだ若者を見て、これらの問題は大切な親友や夢をまで奪っているのだと思い知った。