映画 「夜は短し歩けよ乙女」 感想
あれは浪人生の頃、
センター試験が終わり少し気が抜けた雰囲気が漂っている河合塾の自習室で、
初めて「夜は短し歩けよ乙女」を読んだ。
大阪の人間とはいっても、どこかしら京都に憧れていた私は、森見登美彦の巧みな文章力と個性豊かな登場人物に魅入られ作品の世界観にどっぷりと浸かってしまった。
それから6年、何とついに映画版が公開されることとなった。
活字で読む「詭弁踊り」や「偏屈王」を映像でどう表現するのか、表現できるのかが気になっていたが、そんな不安を微塵も感じさせない素晴らしい映像化であった。
軽妙な絵のタッチがほとんどノンフィクションに近い森見ワールドを上手く描けていた。
また、黒髪の乙女に会いたい、近づきたいと思う一方でその勇気ある一歩を踏み出せない主人公の心情が独特な台詞回しやタッチで表現されており、そういった面でも楽しめた。
上京
とりあえず東京に出てきました
サポートしてくれた両親に感謝です
ここから頑張ります
さっそく風邪をひきました
自炊はなんとかできそうです
猫ともしばらくお別れ…
映画 「ドクターストレンジ」 感想
ようやく見てきました話題のドクターストレンジ。
今回の主人公は医者で魔法使い。
一般的に魔法使いというとハリーポッターのような魔法使いを想像しますが、ストレンジはどちらかと言うと魔術師。
ステッキのような道具を使ったり、呪文を詠唱するのではなく、無の空間からあらゆる技を繰り出すある意味反則級の使い手。
映像はさすがマーベルというだけあって、アクションシーンが迫力満点でした。「インセプション」のような時空を歪める演出もあり、これはアベンジャーズの中でも最強戦士の1人なのではないでしょうか。
赤いマントを羽織り、人知を超えた能力を使うと言う点では完全にソーとキャラ被りしますが、もう両方とも好き。
ベネディクト=カンバーバッチもクリス=ヘムズワースもカッコいい。ラストのおまけ映像では今後の2人の関係を示唆するような場面もあり共演が待ち遠しいです。
全然関係ないですが、最近のマーベルシリーズでは物語の冒頭で”本編終了後に予告映像があります”というお知らせが流れるんですね。驚きました。