気ままに生きます

人生いろいろ

映画 「羊の木」 感想

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松田龍平サイコパス過ぎる。
おじゃる丸に星野さんという何を考えているのかわからない支離滅裂な宇宙人のキャラクターがいましたが完全にそれです。
真顔で人を殺す感情のない殺人ピエロを地で行っていて、全く関係のない漁業関係者を平気で轢き殺したり、昨日も一昨日も人を殺したとあられもなく言って見せたりもう色々と狂っている。


北村一輝の見た目からしてヤベー奴感が滲み出ているところとか、優香の魔性の女感とか、元犯罪者達の一般人達とは少しズレた違和感を感じさせる描写が随所にあったのは非常にうまいなあと思ったのですが、やはり元犯罪者全員で徒党を組んで何かをしでかすという展開を見て見たかった自分がいたのでその辺で言うと結局松田龍平の独壇場になっていたのが少し期待外れでした。別に徒党を組まなくても更生を目指していた他の彼らがなおも魚深で罪を犯し続ける松田龍平達に立ち向かって行くような切り口でも面白かったかもです。


木村文乃プログレかガレージか知らないですがノイジーなギター良かったですね。てか木村文乃ってこんなツンツンキャラもいけるんですね。

羊の木のタイトルの意味することころって要するに魚深という木で羊という名の元犯罪者達が実を結んで新しい生活を手に入れたり、逆に同じ過ちを繰り返し枯れ果ててしまった様子をそのまま表しているんだと思いました。