2017年 公開映画6〜10本目 「ドクターストレンジ」「ララランド」「夜は短し歩けよ乙女」「ワイルドスピード ICE BREAK」「ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス」 感想
主人公は医者で魔法使い。
魔法使いといえばハリーポッターのような魔法使いを想像しますが、ストレンジはどちらかと言うと魔術師。
ステッキのような道具を使ったり、呪文を詠唱するのではなく、無の空間からあらゆる技を繰り出すある意味反則級の使い手。
映像はさすがマーベルというだけあって、アクションシーンが迫力満点でした。「インセプション」のような時空を歪める演出もあり、これはアベンジャーズの中でも最強戦士の1人なのではないでしょうか。
赤いマントを羽織り、人知を超えた能力を使うと言う点では完全にソーとキャラ被りしますが、両方とも好きです。
ベネディクト=カンバーバッチもクリス=ヘムズワースもカッコいい。ラストのおまけ映像では今後の2人の関係を示唆するような場面もあり共演が待ち遠しいです。(後のマイティーソーバトルロイヤルに繋がります)
全然関係ないですが、ドクターストレンジでは物語の冒頭で”本編終了後に予告映像があります”というお知らせが流れてました。驚きました。
7.ラ・ラ・ランド
ミュージカル映画なのに言うほどミュージカルをしていない点でガッカリしたのではなく、単純にラストシーンに納得がいかなかったです。
あれだけ華やかな世界を写し出し、音楽や踊りで盛り上げ、サクセスストーリーを描いてきたのに最後はまさかのリアル路線。
さすがに興醒めでした。
仮に別れずにいた場合の生活を想像したあの最後のシーンは確かにせつないですがそんなものを見たいのではない。
だってそもそもありえないでしょ、大根役者がスターダムにのし上がり、冴えないピアニストがバンドに加入し海外ツアーを回るなんて。
そんなありえない展開でも映画だからいいんです。ミュージカルだからいいんです。
どうせ非現実的な路線ならば最後まで貫き通して欲しかったです。
ただセッションに引き続きJ.K.シモンズの出演は個人的に嬉しかったですね。
映画の内容としては気に食わないですが音楽は素晴らしかったです。
何度も見たいとは思わないけど何度もサントラは聞きたくなる。そんな映画。
活字で読む「詭弁踊り」や「偏屈王」を映像でどう表現するのか、表現できるのかが気になっていましたが、そんな不安を微塵も感じさせない素晴らしい映像化でした。
軽妙な絵のタッチがノンフィクションを舞台にしつつも限りなくフィクションに近い森見ワールドを上手く描けていました。
黒髪の乙女に会いたい、近づきたいと思う一方で勇気ある一歩を踏み出せない主人公の心情が独特な台詞回しやタッチで表現されており、そういった面でも楽しめました。
ワイスピ素人で過去作を2つしか見ていませんが観賞してきました。エクスペンタブルズみたいにこういう笑えるほどド派手なアクション映画は最高ですね。
味方も敵もモブもハゲ。筋肉は正義。ドミニクは裏切らない。僕も筋骨隆々のアメリカ人に生まれてみたかったです。
エンドロール後にナレーションで「危険だからこの映画のアクションは絶対真似しないでくれよな!」って言ってたのがツボでした。誰ができるんや。
バトルや冒険がメインというよりは、コメディの合間に戦闘シーンがあるイメージです。やっぱりストレンジ博士とは笑いのセンスが違いますね。見れば見るほどガモーラが可愛く見えてくる現象怖い。
人に勧める場合はとりあえずグルートが可愛いと言っておけば大丈夫。声の担当はワイスピのドミニクで普段の真逆のキャラですけれど。
ラストのヨンドゥを弔うシーンがいいですね。散々ふざけ倒した後に最後に泣かせる展開はズルいです。クライマックスって大事ですね。
そして次回作はスタローンが絡んできそうな感じなのでこれまた楽しみです。