気ままに生きます

人生いろいろ

「バーフバリ 王の凱旋」感想

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インド映画史上最大ヒットを記録した話題作。

宣伝ポスターから分かるようにもう全てが予想外で規格外なんですよね。
弓矢を同時に3本射るなんてまだまだ序の口でヤシの木をパチンコ代わりにして城壁を飛び越えたりするのが当たり前な世界でそのあまりの破天荒さに5分に1回は度肝を抜かれ思わず笑ってしまいます。


しかしストーリーは完全にキングダムで胸熱な展開。そしてバックではインドの愉快な音楽が爆音で流れ続けます。多幸感マックスの映画です。
このご時世ではもう見る機会もない目を丸くする大げさなリアクションのカットもシュールで良かったですね。
見るものをハッピーにさせる最高の娯楽映画です。


バーフバリ!バーフバリ!

 

割れ

出版に携わる仕事をしていると人からよく「漫画村やばいね」と言われる。

漫画村自体は業界全体に多大なる影響を与えているし、実際こんなことがいたちごっこのように続いていくと業界全体が擦り減ってしまい、文化そのものの存続が危ぶまれることになると思うので一刻も早く対策を考えていかなければならないのは当然である。

ただ個人的には特に罰せられることもなく有料なコンテンツが無料で読める時点で、違法と言えどもサービスとして利用できるのであればユーザーが使うのはある種自然の流れであると思っている。普通の人にとっては、気になる漫画がタダで読めるし業界がどうなろうと知ったこっちゃないでしょう。だから自分は特に割れサイトユーザー自身を糾弾するつもりは微塵もない。

 

しかし、中には「この前漫画村で読んだ○○が〜」とか「漫画村にないから読めないな〜」などその業界に携わる人間の前で、なんの悪意もなくかといって冗談っぽく茶化すわけでもない口調で、ただ平然と割れ宣言をする人たちの神経が理解できない。

彼らは一体どういう意図で、何を考えてそんな話題を持ちかけるのだろうか。

アニメ製作会社に勤める人の前で「anitubeでみたいぬやしきめちゃくちゃ面白かったです」とは自分は到底言えないけどなあと思った。

 

彼らのそういう無神経なところが理解できないのだけれど、でもそこで「なにくそふざけるな!」という感情にはならず、淡々とまるで珍獣を見るかのごとく「こういう生き物もいるんだ面白いなあ」といった目で見ているということだけはご理解ください。

なぜサブカルは浅野いにおが好きなのか

サブカルの心を掴んでは離さない浅野いにお

ではなぜ浅野いにおはそうまでして彼らに愛されるのでしょうか。

特に長々と語るつもりは毛頭ございませんが、理由は大きく分けて3点あります。

 

まずは分かりやすい設定。売れないバンドマン、しがない貧乏大学生、登場人物がメンヘラとサブカルが共感する要素満載。若いがゆえにまだまだ将来に見通しが立たず眼前に広がる現実を直視できない若者たちがバンドマンという1つの理想に対して憧憬の念を抱くというのは誰もが通る道とも言え、物語の中に非常に入っていきやすい設定です。

サブカルはサブカルそのものを生み出すバンドマンや漫画家のようなクリエイターに一度は憧れますが、浅野いにおの作品はそういった現実では起こりえなかった並行世界をうまく描いているためサブカルにとってはドストライクであると言えます。

 

次に作品の長さ。浅野いにおの作品は最長でもおやすみプンプンの13巻でほとんどが2巻以内で完結します。サブカルはとにかく金がない。これがワンピースやキングダムのようにいつ終わるのか分からない重厚長大なボリューム感だとサブカルは食いつきもしなかったでしょう。ちょうど手にとって短時間で読めるお手頃な長さが金銭的にも時間的にも楽しむのには都合がいいのです。

 

最後の1つはやはりセリフでしょうか。浅野いにお作品にはセリフのみの何の書き込みもない真っ黒や真っ白なコマがよくありますが、それは読者が自分の心と作中のセリフを重ね合せるシーンでもあるのです。何の描写もないコマを読むことで自分の中の世界に一時的に浸りやすくなります。サブカルは文化的なこと、特に音楽・書籍・映画・舞台などを好みますが全ては内包されているメッセージを拙い読解力で解釈しそれを自分なりのエッセンスや人生教訓にしてあたかも自分の言葉かのように他者に話したり、発信したいがためです。本当は何を言っているのかよく理解できていなくても、なんとなく真理を知った風な気持ちになれる世界観が大好物なのです。浅野いにおはそんな何処かで聞いたことがある他者からの受け売りのようなセリフが満載です。

 

以上です。ちなみに一番厄介な人間はサブカルを一周した後になぜか上から目線で見下してしまう自分のような人間です。この世は売れれば全てが正義です。

ちなみに僕は浅野いにおは大好きです。最新作の零落はもう読みましたか?早く書店に行って買いましょう。しかしこれはまあ平日の午前3時に書くような日記ではない。

2017年 公開映画21〜25本目「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」「ベイビードライバー」「三度目の殺人」「パーフェクトレボリューション」「散歩する侵略者」 感想

21.打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

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まずこのタイトル、実は本編とは全く関係ないのです。
打ち上げ花火は自称ビッチのなずなちゃんが典道くんを誘うための道具なだけでどの角度から見ようと関係なかった。
まあ結果的には横からも下からも見てるんですけどね。
映像は綺麗でしたけど何故あの光り輝く玉を投げたらタイムリープするのか、序盤で突然典道くんがキレて殴ったのは何故か、最後のシーンで夏休み明けに典道くんがいなかったのは何故か(2人の世界に行ってしまったというまさかのホラーオチ?)みたいなよく分からないシーンが多かったです。

君の名は。感覚で観た人が阿鼻叫喚する、そんな映画です。

 

 

22.ベイビー・ドライバー

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冒頭からカッコいい映画にハズレなし。
ロックミュージックをバックに追跡者を次々と振り切る超絶ドライビングテク。こういうカッコ良さは不変でしょうね。横に座っていた女の人も終始前のめりでした。

BABYが持っていたプレーヤーはiPod shuffleでしょうか、あれは。音楽オタクなら容量が最も大きいshuffleを絶対に使いたくなるんですが今はもう生産していないんですよね。1曲中に一通り終わらせる演出にも思わずああ〜いいと唸ってしまいました。ギターソロとかメロディアスな部分で派手なアクションを重ねてくる点も◎。

冒頭の音楽を聴きながらコーヒーを買いに行くだけのシーンなのに何故か心が弾んだあのロングカットとかBABYが生活の雑音をリテイクして作ったオリジナルのテープとかその日の気分で変えるために持っている複数台の音楽プレーヤーとか全部が自分好みでした。

物語としても飽きさせない展開で、彼女のデボラの呑み込み力というか対応力早過ぎだろと思いましたが、まあいいや。

この音楽映画を劇場で観れたのが本当に良かったです。

 

 

23.三度目の殺人

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あえて結末を描き切らないことで観る者に考える余地を残すタイプの作品。

三隅(役所広司)が元上司の社長を殺した本当の理由は社長の実娘、咲江(広瀬すず)が脚を悪くしている点で三隅自身の娘と何となく重なり、なおかつその気にかかる咲江が性的虐待を受けているということに強い憤りを感じたからではないでしょうか。
回想シーンで三隅と咲江が社長を鉄棒で殴りつけている場面がありましたが、三隅が咲江を庇い、罪を一手に引き受け、死刑を受け入れるいわば自分を殺すことそのものが「3度」目の殺人のタイトルの真の意味なのかもしれませんね。

まだ垢抜けていない、けれども強い何かを訴えかけるような眼をしている広瀬すずの演技は、不憫な状況に置かれ辛い過去や現状を抱える咲江の役にピッタリ合っていたように感じました。
斉藤由貴も中々エグい役だったので昨今のニュースと合わせて「うわあ」という気持ちになりました。

 

 

24.パーフェクト・レボリューション

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この映画のメッセージを全て受け入れることは自分にとって少し難しいというか辛かった。

僕の妹は重度の身体障害を抱えており、言葉を話すことも自由に身体を動かすこともできない。
そしてそういった事実を人前で積極的に話すどころか家族構成を聞かれても曖昧に交わしていた。

それは何故かというと、世間一般の障害者に対して思うところがクマピーの親戚がぶち撒けたあの容赦のない言葉に全て集約されているからである。
もちろんあんな侮蔑的な言葉を人前、ましてや障害者の前で言うことはないが、心の底では多かれ少なかれ障害者に対して皆偏見やそして気遣いという名の差別を持っている。
そして、それは身体障害者の妹がいる自分にも当てはまる。

この映画は障害者にも性欲があるんだという所を入口として、本質的な部分では障害者自身が抱える心の葛藤や障害者に対して周囲の人達は何を思っているかというパーソナリティーな面を描いている。
だからこそクラブでクマピーが電動車椅子で若者集団と踊るシーンであったり、ミツに妻を殺されかけた恵理の夫がクマピーとミツの接触を幇助するようなシーンは嘘くさく見えてしまった。
というかそもそも障害者がクラブに来てああいう感じになるのだろうか、とは思った。所々にチープでそんなバカな、という場面が散りばめられているが、ただ逆にそれが奏功しているのかもしれない。
自分はこの映画を観て逆に障害者の人が何を思うか気になる。
障害というテーマに深く切り込んだ映画ではあるが結末はあやふやで後はご想像にお任せという展開。

結局はクマピーの人柄で成り立っている関係性なんだと思ったし、彼は本当に強い人だと感じた。そしてこのような役はリリーフランキーにしかできないと思う。

 

 

25.散歩する侵略者

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中盤までは鼻に付かない程度の絶妙なラインのシュールさで、先の読めない展開が続きワクワクしたが、結局宇宙人サイドが人間の持つ愛という感情の素晴らしさに負けたみたいなありふれた、よく分からない結末なのは残念。
最後のCGも何あれ。久しぶりにチープな映像を見た。
長澤まさみは可愛いです。

 

 

2017年 公開映画16〜20本目 「ハクソーリッジ」「銀魂」「メアリと魔女の花」「スパイダーマン ホームカミング」「ダンケルク」感想

16.ハクソー・リッジ

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戦争映画においてここまでテーマを詰め込んだ映画はそうそうないです。
入隊に行き着くまでの経緯から、戦闘のシーンまで書ききった隙のない濃密な作品。
プライベートライアンブラックホークダウンを超える戦場でのリアルな光景には思わず息を飲んでしまいます。

ただいち日本人としては日本兵の描写がいささか雑だったような気がしました。
あと気になる点としては、演出の都合もあるとは思うのですがあの高過ぎる絶壁から数日間に渡って敵兵に見つからずに1人ずつ人間を下ろしたり、人1人を背中に担いだり引きづりながらも銃弾をかわしていくのは少し無理があるかなあと。衣食住を共にした仲間達があっけなく犠牲になっていく現実を描いた一方で少々フィクション的な描写になってしまっていたことが残念。もちろんそれが嘘や脚色であるとは思っていません。

個人的には主人公が語る、自分は戦場で命を助けることのできる唯一の人間というセリフが印象的でした。戦地で武器を持たない救護兵だからこそ言える名言です。無慈悲なほどに肉片が舞い上がるまさに死と隣り合わせな場所で最も脆く尊いものを必死に護るその姿には涙を禁じ得ませんでした。

 

 

17.銀魂

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橋本環奈も長澤まさみ安田顕中村勘九郎も良かったといいますか、体当たりの演技でしたね。
特に橋本環奈はアイドルなのに白目を剥いて鼻をほじり、卑猥な言葉を惜しげもなくまくし立てており尊敬の念すら抱きました。

銀さんは途中から何かのおふざけのように思えて小栗旬おばたのお兄さんに見えてきました。

新八はもうちょっと冷静でも良かったかもしれません。よく痛い女子が新八風のツッコミをやっていましたが、あれを見た時と同じような感覚。さすがの菅田将暉でもキツかったですね。

パロディも豊富で良かったんですが普通のギャグがもう少し欲しかったです。
そしてやっぱり改めて銀魂のシリアスはそもそも内容がつまらない、ということを思い知らされたました。

ただお馴染みの役者の普段見れない一面が見れただけでも良かったです。

後、佐藤二朗佐藤二朗。来年は佐藤二朗役で出ても大丈夫なくらい佐藤二朗でした。

 

 

18.メアリと魔女の花

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嫌いじゃないですよ。
食べ物も美味しそうだし、メアリも可愛げがあるし、ストーリー自体も伏線が回収されていて分かりやすいですし。

でも夜間飛行という花が強大な力を持っているとか、空中に浮かぶ島のようなものが舞台とか完全に飛行石とラピュタでした。
黒い猫がパートナーで言うことの聞かない箒を操って、空を飛ぶのも完全に魔女の宅急便そのものでした。
かつてのジブリシリーズでどこかで見たような既視感のあるシーンのオンパレードで、オリジナリティに欠ける印象。

あとエンドロールの感謝ってなんなんでしょう。宮崎駿高畑勲鈴木敏夫にお世話になったのは分かりますが…
やっぱりジブリの幻影を追い求めているんだなあと思ってしまいますね。

結局観終わった後にこれがメアリのテーマだと感じるものが無くて、ジブリの良いところをツギハギで繋げたような作品になってしまったのかなと。

 

 

19.スパイダーマン ホームカミング

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トニースターク派の自分としては最高の作品でした。やっぱりカッコいいよ社長は。
あんなにキャプテンと喧嘩したのにちゃっかり改良版の盾作ってるところとかいい奴すぎるでしょ。
ラストシーンもイカし過ぎてるし、この映画の主人公はトニースタークだっけと錯覚しました。ポッツさんも良かったですねー。

肝心のスパイダーマンもそれまでは近所のお助けマン的ポジションだったのが、物語が進むにつれてヒーロとしての意識が芽生え成長していくというアツい展開。これは今までのMCUにはなかったパターンですね。

後キャプテンの扱いも好きでした。少しお堅い作品が続いていたのでアメコミの良さを感じられて良かったです。

 

 

20.ダンケルク

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映画向きでない題材を群像劇、映像、音楽で補っているのはさすが。
ただこれまでのインセプションダークナイトのような派手なシーンやメメントインターステラーのようなこれと言える主人公もおらず物語はいかにして脱出するかというその1点のみで展開されていきます。
ホロコーストが題材の作品やこの世界の片隅にのような戦争下で生きる人々を描いたもの以外の従来の戦争映画というのは敵味方のドンパチがあり、そこで繰り広げられるドラマを映し出している作品が多くありますが、それが無い分いささか退屈に感じる人がいるのも分かります。
自分がイギリス人だったらまた捉え方が違っていたのかもしれないです。チャーチルすげえええって絶対なると思いますし。

2017年 公開映画11〜15本目 「メッセージ」「名探偵コナン から紅の恋歌」「マンチェスターバイザシー」「パトリオットデイ」「ライフ」感想

11.メッセージ

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この映画は本当に自分と合わなかったですね。

疑問点があまりにも多すぎました。
まずなぜ一端の言語学者が宇宙人との通訳も兼ねてやっているのか。
言語を読み解くのと、宇宙人と交信するにはまた別の能力が必要な気がしますが…
まあそこはいいでしょう。
序盤は得体の知れない生物、臨場感のある音楽、この先どうなるか全く想像のつかない展開でワクワクしました。
しかし、風呂敷を広げすぎて畳み方が分からなくなったせいなのか、途中から「宇宙人との交信の結果未来が見える能力を手に入れた」という設定を追加し、そこから一気に無茶苦茶になった感が否めないですね。
地道に言語に関して調査を続けてきたのに最後は誰にも見えないところで宇宙人からメッセージを受け取り、そのメッセージを受け取ったという映像や画像などの証拠もないのにそれを数字者が盲信するというとんでもない展開。
肝心の宇宙人も3000年後に人間の助けが必要だから今来たというザックリとした抽象的な理由ですし、なぜ12機も来たのかも結局分かっていないです。

そしてラストは宇宙人を放ったらかしにしてラブロマンス。冒頭から過去の回想と思われていた子供の死が実は未来の話だったというオチ。その未来が見えるのにそれでも数学者を愛するという悲しい結末。
ミステリアスなのは宇宙人だけにしてくれと思いました。
大人のSF、哲学的な映画という割に一番大事な「何のために宇宙人が来たのか?」という目的の部分が適当すぎた印象。

壮大な設定の落とし所が愛っていうのもなんかチープでした。

 

12.名探偵コナン から紅の恋歌

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「らーーーん!!」のないコナン映画は斬新。
冒頭のアクションシーンで笑いをとったかと思えば内容もしっかりと作り込まれている良作。
ただ平次と和葉が池にダイブするシーンは完全に天国のカウントダウンの爆風を利用した跳躍と重複していました。さすがに脱出シーンはネタ切れなんでしょうか?
しかし、大阪組が出る回はやはり安定感がありますね。
個人的にコナン映画史の5本の指には入ります。

平次の「手離したら…殺すで」は今年の映画の名セリフの1つだと思います!

 

13.マンチェスター・バイ・ザ・シー

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過去と現在を行き来する映画は多いですが、この映画は少し分かりにくいので集中して見る必要があります。そしてその魅せ方が秀逸。

核心には触れず少しずつ過去を描写していくことで、主人公の身に何があったのか、なぜマンチェスターバイザシーを離れたいのかその理由が少しずつ紐解かれていきます。

また、行間を読み取るシーンが多く、まるで小説を読んでいるかのような感覚を味わえました。

船上で主人公に釣りを教わっていた男の子が10年後に彼女に船の操縦方法を教えている場面が好き。

もう一度見たくなる映画。2017年アカデミー賞脚本賞

 

14.パトリオット・デイ

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序盤の何気ない日常シーンが、後におのおのに降り掛かる悲劇とは対照的に描かれており、テロが奪ったものの大きさを思い知りました。ノンフィクション映画ということもあり、説明調になりがちな所で緊張感の走る場面が矢継ぎ早に展開され、ストーリーが進むにつれて引き込まれっていきました。

犯人の、イスラムの人々に対する偏見を持つアメリカ人に対して復讐を行う、という犯行動機がなんとも物悲しかったです。実際には事実であったものの、警察や市民がイスラムの犯行と断定し非難しているという場面が当たり前のように描かれている点が気に入りませんでしま。しかし、日本人が中国や韓国に対して一般的に持つ全体的なイメージの様なものだと考えると少し納得がいきました。

と同時にこういうテロの際に一致団結できるアメリカ人に対してたくましくも思い、また同時に羨ましいとも感じました。国を愛する、犯罪に決して屈しないという心は純粋に素晴らしいと思います。平和な日本では、他人に対して不干渉であってもどうとでもなります。

ラストシーンはそんなアメリカの良い所を凝縮したようなシーン。客席のみんながみんな泣いていました。ノンフィクション映画はやっぱり良いです。

 

 

15.ライフ

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未確認生命体×宇宙船。
同名の名作映画がありますがこれはまた別の作品。
ありそうでなかったスリリングな設定で、船内に「何か」がいるという、パニックを助長する演出が終始あり、スクリーンから目が離せませんでした。

血飛沫が上がるシーンも無重力空間の船内では一滴一滴が水玉のように噴き出し、恐怖心が一層増しました。
目を塞いだり、逸らしたくなりますがついつい怖いもの見たさで薄めで見てしまいゾッとするような場面や、突然ピンチに巻き込まれる場面が散りばめられている、パニック映画の醍醐味が凝縮された作品でした。

ラストシーンも非常に良かったです。こういう作品は大抵は残り30分ほどで結末が見えますが、今回に関してはさすがにこの展開は予想していませんでした。
「ライフ」というタイトルが未確認生命体とラストで生命体を倒して無事地球に帰還する人間の命の2つにかかっているみたいな意味があるんでしょという自分自身の想像を見事に裏切られました。

ジェイク・ギレンボールの映画はハズレがないですね。

続編があるのか。気になります。

2017年 公開映画6〜10本目 「ドクターストレンジ」「ララランド」「夜は短し歩けよ乙女」「ワイルドスピード ICE BREAK」「ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス」 感想

6.ドクター・ストレンジ

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主人公は医者で魔法使い。
魔法使いといえばハリーポッターのような魔法使いを想像しますが、ストレンジはどちらかと言うと魔術師。
ステッキのような道具を使ったり、呪文を詠唱するのではなく、無の空間からあらゆる技を繰り出すある意味反則級の使い手。


映像はさすがマーベルというだけあって、アクションシーンが迫力満点でした。「インセプション」のような時空を歪める演出もあり、これはアベンジャーズの中でも最強戦士の1人なのではないでしょうか。


赤いマントを羽織り、人知を超えた能力を使うと言う点では完全にソーとキャラ被りしますが、両方とも好きです。
ベネディクト=カンバーバッチもクリス=ヘムズワースもカッコいい。ラストのおまけ映像では今後の2人の関係を示唆するような場面もあり共演が待ち遠しいです。(後のマイティーソーバトルロイヤルに繋がります)


全然関係ないですが、ドクターストレンジでは物語の冒頭で”本編終了後に予告映像があります”というお知らせが流れてました。驚きました。

 

 

7.ラ・ラ・ランド

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ミュージカル映画なのに言うほどミュージカルをしていない点でガッカリしたのではなく、単純にラストシーンに納得がいかなかったです。
あれだけ華やかな世界を写し出し、音楽や踊りで盛り上げ、サクセスストーリーを描いてきたのに最後はまさかのリアル路線。
さすがに興醒めでした。
仮に別れずにいた場合の生活を想像したあの最後のシーンは確かにせつないですがそんなものを見たいのではない。
だってそもそもありえないでしょ、大根役者がスターダムにのし上がり、冴えないピアニストがバンドに加入し海外ツアーを回るなんて。
そんなありえない展開でも映画だからいいんです。ミュージカルだからいいんです。
どうせ非現実的な路線ならば最後まで貫き通して欲しかったです。

ただセッションに引き続きJ.K.シモンズの出演は個人的に嬉しかったですね。
映画の内容としては気に食わないですが音楽は素晴らしかったです。
何度も見たいとは思わないけど何度もサントラは聞きたくなる。そんな映画。

 

 

8.夜は短し歩けよ乙女

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活字で読む「詭弁踊り」や「偏屈王」を映像でどう表現するのか、表現できるのかが気になっていましたが、そんな不安を微塵も感じさせない素晴らしい映像化でした。

軽妙な絵のタッチがノンフィクションを舞台にしつつも限りなくフィクションに近い森見ワールドを上手く描けていました。

黒髪の乙女に会いたい、近づきたいと思う一方で勇気ある一歩を踏み出せない主人公の心情が独特な台詞回しやタッチで表現されており、そういった面でも楽しめました。

 

 

9.ワイルド・スピード ICE BREAK

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ワイスピ素人で過去作を2つしか見ていませんが観賞してきました。エクスペンタブルズみたいにこういう笑えるほどド派手なアクション映画は最高ですね。
味方も敵もモブもハゲ。筋肉は正義。ドミニクは裏切らない。僕も筋骨隆々のアメリカ人に生まれてみたかったです。
エンドロール後にナレーションで「危険だからこの映画のアクションは絶対真似しないでくれよな!」って言ってたのがツボでした。誰ができるんや。

 

 

10.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

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バトルや冒険がメインというよりは、コメディの合間に戦闘シーンがあるイメージです。やっぱりストレンジ博士とは笑いのセンスが違いますね。見れば見るほどガモーラが可愛く見えてくる現象怖い。

人に勧める場合はとりあえずグルートが可愛いと言っておけば大丈夫。声の担当はワイスピのドミニクで普段の真逆のキャラですけれど。

ラストのヨンドゥを弔うシーンがいいですね。散々ふざけ倒した後に最後に泣かせる展開はズルいです。クライマックスって大事ですね。
そして次回作はスタローンが絡んできそうな感じなのでこれまた楽しみです。