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2016年度 オリックスのドラフトを振り返る

今日は待ちに待ったドラフト会議でした。

当然このドラフトにおいて誰を指名するかで今後に大きく影響が出てくる大事な日。

今年は本指名9人、育成選手5人が指名されました。

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巨人、ソフトバンクに続いて来年度から3軍を創設するオリックスがこのドラフトで大量指名することは明白でした。

全体的にはそこそこ良かったんではないかと思います。

 

①山岡 泰輔(東京ガス)

 

今年のオリックスのドラフト1位は社会人No.1投手の呼び声の高い注目株の山岡 泰輔投手でした。プロにくれば即エースになれるとまで言われている田中 正義、地元大阪の大スター寺島 成輝、スリークウォーターからMax155キロを計測する佐々木 千隼など投手豊作の年と言われる中、単独指名で山岡投手との交渉権を獲得しました。

 

正直最下位の球団なんで将来の大エースになれる素材を獲得して欲しかったんですが、下手にクジで競合して外すよりは、堅実に社会人No.1の山岡投手を指名するという選択肢もなきにしもあらずなのでこの選択はベストよりベターを選ぶといったオリックスらしい指名だったと思います。

(日本のプロ野球ではドラフト1位のみ、指名の重なった選手をそれぞれの球団の代表がクジ引きをして指名選手を決定するという方式で行われています。その為、競合を避けて1番いい選手をあえて指名せずにその他の有力選手を指名するといったことが多々あります。情報戦略の1つとしてドラフト1位の指名選手を公言する球団も中にはあって各球団のドラフト手腕が試される点も醍醐味の1つです。2位以下は交流戦を勝ち越したリーグの6位、もう一方のリーグの6位、勝ち越したリーグの5位…と続いていきます。

メジャーでは、最下位の球団から完全ウェーバー制でクジで争うことなしに順番に指名していきます。)

 

 

というのもオリックスはドラフト1位のクジ引きを13回連続で外しています。ちなみにその13回前に当てた新垣 渚投手には結局入団を断られているという始末でドラフトのクジ運から最もかけ離れた球団といっても過言はないでしょう。

 

また近年、吉田一将、吉田正尚など有力選手を一本釣り(1球団のみの指名)で獲得することができているという点も一位山岡に踏み切った要因の一つでしょう。

 

 

 

3年前の甲子園で1安打完封15奪三振をやってのけた際にあのダルビッシュ有も絶賛するほど当時から有名な投手でした。当時は、今年2桁勝利と2点台の防御率を達成し、飛躍の年となった読売ジャイアンツの田口 麗斗の所属していた広島新庄高校を破って甲子園に出場したことも話題となりました。

 

 

こちらが最近の投球映像なんですが、縦に割れるスライダーはやはり一級品ですね。ただ捕手の構えたところと違うコースにほとんどボールがいっている点は不安です。しかし、そういった中でも変化球でストライクを取れてるところはさすがです。

あと、先日の大阪ガスと横浜DeNAとの練習試合で3回11安打5失点でKOされた点もやや気になります。いずれにせよこの投手にオリックスの中心選手になってもらわないとまた5年はBクラスなんで頑張ってほしいです。

 

 

 

②黒木 優太(立正大学)

 

 

Max153キロのストレートとスライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップを操る投手。後ろからの動画がないのでよくわからないですが、ドラフト1位候補の1人を2位で獲れたのは大きいと思います。タイプ的には、ストレートで押すパワーピッチャータイプで与四球率(9イニングあたりに出す四球の数)は大学通算3.33と高め。先発候補

 

 

 

③岡崎 大輔(花咲徳栄高)

 

 

オリックスの大輔と言えば、早川大輔前田大輔加藤大輔など過去に何人かいましたがまた新たに大輔コレクションが増えました。ポジションは主にショートで1塁到達タイムが4.1〜4.2秒台とそこそこの俊足で遠投も110mとのこと。

直前に秀岳館の松尾や酒田南の石垣といった高卒内野手の注目株を立て続けに他球団に持っていかれて焦ったのかという印象。ただ、オリックスには来年高卒3年目となる宗 佑磨という次世代のショートのレギュラー候補がいるものの、まだまだ守備に課題があり、一説にはコンバートも囁かれているためこの指名には十分理解が持てます。

 

 

④山本 由伸(都城高)

 

 

 

父が現読売ジャイアンツの監督である高橋由伸のファンで、そこから名付けられたそうな。それなのにオリックスで良かったんでしょうか。申し訳ない。チームは夏の地方大会3回戦で敗れたため、そこまで注目はされていませんでしたが素材はどうやら九州でもトップクラスの投手らしいです。

都城高というと聞きなれない高校ですが、どうやら元楽天の抑えでメジャー経験もある福盛 和男投手も都城高出身だったとのこと。

この動画だけではあまり分かりませんが、直球のキレはありそう。

 

 

⑤小林 慶祐(日本生命)

 

 

 

いかにもリリーフタイプという印象。直球とフォークのコンビネーションの即戦力投手。最近はおおきく振りかぶって投げる投手が少ない中、大きなモーションからゆったりと振りかぶってる投げる様はまるで松坂大輔のよう。ストレートが150前後まで出るようになると普通に活躍しそうです。体もでかいし期待。

 

 

 

⑥山崎 颯一郎(敦賀気比高)

 

 

189cmの長身から繰り出されるキレのあるストレートが特徴。動画で見るとスライダーもいい。球速表示はほとんど130キロ台ですがもっと速く見える。角度もあるし、この投手は将来的に絶対活躍すると思いますね。後は落ちるボールとタイミングを外すチェンジアップとかがあればもっとよくなりそう。1番はストレートですが。

 

 

 

⑦飯田 大祐(ホンダ鈴鹿)

 

キャッチングとスローイングに定評のある26歳の即戦力捕手。若月伊藤という2枚看板に加えて、ベテランの山崎勝己など捕手に関してはそれなりに揃っているオリックスですが、ここで社会人捕手を指名。捕手登録である伏見や伊藤の内野での出場機会も増えていることもあっての指名か。

 

 

 

⑧澤田 圭祐(立教大)

 

 

 

甲子園ファンでもある僕はこの指名には思わず「きたー」と言ってしまいました。阪神のエース格である藤浪晋太郎要する大阪桐蔭春夏連覇の快挙を5年前に達成しましたが、その時の陰の原動力となっていたのがこの澤田。藤浪の後を継ぐ2番手投手というポジションでありながらも140キロ台後半をバンバンコーナーに投げ分ける様には本当に痺れました。あれから4年。立教大で酷使され、怪我もあって少し評価は落としましたが無事指名されてよかったです。しかもオリックス

動画は3年生時のものだそうです。さすがに太り過ぎ?重そうなストレートは健在。来年は、しばらくは2軍で鍛えて後半にちょこっと投げてくれると助かります。

 

 

⑨根本 薫(霞ヶ浦高)

 

恥ずかしながら聞いたこともなかったです。根本 薫で検索しても国際連合の職員さんが1番上に表示されるくらいでした。ドラフトサイトを見ると野手も投手もできるそうです。左打の外野手としての指名でしょうか。オリックスには将来有望な外野手が吉田正尚ぐらいしか現状いないので頑張ってほしいです。

 

 

本指名は以上です。

育成では、日本ハム陽岱鋼のいとこの張 奕や、立正大の2番手神戸、昨年ドラフト4位で指名された青山大紀投手の元女房役の中道など注目選手が多数。

みんな無事入団してほしいですねー。

 

 

 

以上誰得日記でした。

僕は1時間以上かけて何をしたかったんでしょうか。