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気ままに生きます

人生いろいろ

ぼくらの

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この漫画には救いは一切ありません。

読めば読むほど胸が締め付けられるような思いになります。

それでも改めて死について考える機会になる意義のある漫画だと思います。

 

 

あらすじ

 

夏休みに自然学校に参加した少年少女15人は、海岸沿いの洞窟でココペリと名乗る謎の男に出会う。子供達は「自分の作ったゲームをしないか」とココペリに誘われる。ゲームの内容は、「子供達が無敵の巨大ロボットを操縦し、地球を襲う巨大な敵を倒して地球を守る」というもの。契約を交わした15人の中から各戦闘ごとにパイロットとして1名選出される。48時間以内に相手を倒さなければ地球は滅びてしまう。ただし、選出されたパイロットは勝敗の如何に関わらず戦闘後に必ず死ぬ。しかも、その敵は平行世界に暮らす地球人であった。

 

 

これが一人一人、1巻から最終の11巻まで続くだけの漫画です。厳密には異なりますが、話の大局としてはこうです。

 

ブラックジャックによろしくなど死そのものやそれに伴う恐怖、覚悟を描いた作品はありますが、それらとはまた別のベクトルの作品だと言えるでしょう。

登場人物は最終的には戦って死にます。最期の時間を過ごす直前にやり残した事を完遂し、最後を迎えた後に大切な人に対して、してほしい事を整理してから戦闘に挑む人物や、はたまた全てを隠し通す人物、そもそもこの地球が守るに値するのかを思い悩む人物など、15人それぞれの戦闘、死、生に対する価値観があります。中学1年生という年齢でありながら死そのものを受け入れる、その精神性は現実離れしているものの、そこから読み取れる心情やものの捉え方には胸を打たれるものがあります。

 

この作品は、巨大な敵と対峙する瞬間は熱血漫画そのものです。決して死を待つだけの鬱漫画というカテゴリでは括れないストーリーです。

 

この、「ぼくらの」の由来となった場面が個人的には好きです。

 

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