気ままに生きます

人生いろいろ

し放題したい放題問題

①なんでもねだり
最近、音楽を聴くのも、漫画や文章を読むのも、あらゆる身の回りの文化的なものが無料で楽しめる大変便利な時代になりました。また、月額定額制で利用できるLINE MUSICやspotifyなどの音楽聴き放題サービスや、漫画や雑誌など多様なサービスが使い放題なdマガジンなど、通信技術が発達した現代ならではの新たなプラットホームが続々と現れてきています。これからの時代はもはや特定の好きな商品を個別に買っていくのではなく、数ある商品棚の中から自分が好きな物を選別していくというスタイルに切り替わっていくと思います。
今日、docomoから「30日間無料で音楽や映画、書籍、漫画が見放題読み放題の当社のサービスをご利用なさいませんか?」という旨の営業の電話がかかってきました。人が良く、断るということが苦手な自分はあっさりと受け入れてしまいました。しかし、試しに使ってみるとこれが結構便利なのです。買って中身を見て損してしまうリスクがなく、気軽にサクサクと自分のペースで見聴きできるので重宝しそうです。

ただ、欠点もいくつかあります。まず、雑誌ですが、紙媒体の記事と完全に同じということではなく、特定の記事のみが閲覧できるといったサービスなので、必ずしも自分が真に求めるトピックが読めるというわけではありません。また、音楽もアーティスト毎の区別はありますが、特定の楽曲を再生することはできず、あくまでもアーティスト内の楽曲のシャッフルという形になってしまいます。さらに、自分が聴きたい曲まで飛ばそうとしても1日のスキップ回数制限がかかっており、簡単に聴きたい曲まで辿り着きません。さらに、配信されているアーティストがごくわずかに限られている点からもサービスの不十分さを感じられます。(ただし、これはあくまでもdモバイルサービスの話です。)

このように改善すべき点は多々あると思いますが、今までの動きを見ていると、これからは雑誌、漫画、音楽のあり方がかなり変わってくるように感じます。今までは家に帰ってページをめくる、あるいはオーディオで再生するまで自分にとって100%満足できるかどうかがはっきりと分かりませんでしたが、これからの「し放題サービス」のもとでは、片っ端から手を出していって、自分の好きなおいしいところのみをピックアップできる訳ですから、当然それぞれに対して1つ1つ隅々まで丁寧に文化として接していく機会が減っていくと思います。漫画や雑誌であれば、つかみの数ページや数行、音楽であれば最初の数秒やリードトラックに最も力を入れるように業界自体がシフトしていくのではないかと考えます。それまで作品や楽曲丸ごと単位で勝負していたものが特定の箇所に熱量が集中することでまた違ったものに変容していくのではないでしょうか。センセーショナルな文章や題材、サビやイントロが聴き心地の良い楽曲が増えることが悪いとは言いませんが、売り上げを求めるあまり、そればかりがその時代の文化の象徴として定着していくことに個人的には疑問符が生じます。着うたやフェス文化の流行にも、その傾向が表れていると思います。

ただ、先ほど例に挙げたdocomoのように、あえて聴きたい曲の選択ができないことにより、お気に入りの曲を起点としてそのアーティストの別の楽曲を半ば強制的に聴かせることで興味を持ってもらうという狙いが垣間見えるので、配信する企業側も十分その事については理解していると思います。レコード会社や出版社はそのあたり、金儲け主義に完全に振り切ることが出来ないところが企業としての難しさだと感じます。今の業績向上ばかりを求めるとかえって業界全体が先細りする可能性も否定できないので、バランスが非常に難しい問題だと感じます。
本当はこういう業界でこういうことを考えて試行錯誤しながら働きたいんですけどね。。




②スモールワールド
今日は塾のバイトの追いコンでした。
ここは僕が人生で最初にバイトを始めた場所でたくさんのことを学ばせていただきました。
前教室長とも久しぶりに会えて嬉しかったです。
そして2次会のボウリングに来てくれた子が軽音の子だとポフチャの後輩のリツイートで知って驚きました。SNSすげえ。
もっと話しておけばよかったです。
現教室長からは今までの感謝のお礼としてハンカチをもらいました。
仕事がつまらなくなったら将来いまのバイト先で働くのも選択肢にいれたくなるほど良い人だらけだったので楽しく働くことができました。
ちなみに追いコンの後にも3連勤が待っています。。謎。