気ままに生きます

人生いろいろ

ありがとうございました(2)

そうこうして、なんとか軽音楽サークルに入部し、初夏ライブという7月初頭に行われるライブに出ることが本番前1ヶ月前に決定しました。ペンギンボーカルKくん、不思議系ベースシストIくん、途中で退部されましたが大変お世話になったI先輩とリードギターのぼくで、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのコピーをすることに。
当時、自分はアジカンで知っている曲がリライト、新世紀のラブソングなど数曲しかなかったので、Kくんに選曲を担ってもらいました。ライブではNARUTOのオープニング主題歌にもなった「遥か彼方」とリズミカルなギターサウンドが特徴の「絵画教室」をコピーすることになりました。



最初の練習では、「遥か彼方」をあわせることになりました。「遥か彼方」と言えば、ベースから始まる疾走感のあるロックナンバーですが、初心者のIくんは最初のソロパートを完全にコピーしてきて「この人は初心者なのか」と本当に驚いたことを今でも覚えています。ところで、「遥か彼方」って歌詞が1番と2番で同じなんですよね。この前後輩のYちゃんに教えてもらって目からウロコでした。1stミニアルバムのリードトラックで歌詞が全く一緒ってアジカンすごくないですか??
話が逸れてしまいました。ぼくは最初の練習でほとんど弾けませんでした。アンプの使い方は1度、当時の3回生のMさんに教えてもらったのですが、納得のいく音が出せずスカスカで、家ではそれなりに弾けてるつもりでも音練であわせると途端に頭が真っ白になりました。よく初心者が1番苦戦するのはFだの、Bだの言われていますが、自分としては初心者にとって1番難しいのはコードチェンジだと思います。そもそもフレットの位置を全く覚えられなかったので、3、5、7、9、12フレットに一目でわかるようフレットの数字を書いたシールを貼っていました。今考えると笑ってしまいます。
2回目の練習であわせた「絵画教室」もブラッシングという左手の指で音をミュートして弾く奏法が使われているのですが、当時のぼくはKくんに対してそんな奏法はできないと言い放ち、結局はブラッシングのところは弾かないというまさかの行為をしました。その他ソロでも途中からしか弾かなかったり色々端折りまくっていました。



そしていよいよ初夏ライブの日になりました。ぼくたちの出番は2日目の3バンド目だったような気がします。正直、本番は緊張で手が震え、ほとんど弾けた記憶はありません。そして、なんとか演奏が終了した後、ギター激ウマの高校の同級生のMくんに、「ギター全部ダウンピッキングなんなんでなん?笑」と言われました。この時、ぼくは初めてダウンピッキングという存在を知りました。8分でも全てぼくはダウンピッキングで弾いており、見ている人が驚いていたそうです。この時は、マジで恥ずかしかったです。ぼくの後ろの出番でギターを弾く同級生達が全員上手くてこの時それまで以上に不安感が募りました。そして、打ち上げで合宿の後に行われる夏3回目のなった夏2ライブでステレオポニーをすることが決定しました。



このサークルでは毎年、8月末の1週間に合宿があります。宿泊場所は長野県の白馬にあるスタジオ兼ホテル(民宿?)となっており、そこで1回生はバンドを組んで1曲録音を行い、合宿の最終日に全員の前で発表を行います。メンバーは経験者と初心者の割合が均等になるよう、先輩が決めてくれます。コピーする曲は各々が決めます。ぼくは、再びボーカルのKくん、後の部長のOくん、滑舌の悪いドラマーTくん、ガチキチギタリストIくんとこれまたアジカンのリライトをコピーすることになりました。ステレオポニーの練習に追われていたぼくは、リライトの練習を合宿に行くまでにあまりできていませんでした。これが後の悲劇を生みます。



リライトの練習は中々殺伐とした雰囲気でした。特に、ドラムのTくんとぼくが足を引っ張っていました。今でこそ穏やかなOくんですが、当時はかなり無表情で冷徹な雰囲気を持っており、「そこ、違うで。」「てか、音小さくない?」「ドラム速すぎる」などの適切な指摘を多く受け、はい…練習します…本当にごめん…としか言えないような状況でした。ちなみに今となってはこれは笑い話です。
しかしそれからは最初の頃よりはなんとか形になり、いよいよ発表本番を迎えました。普段のライブとは違う雰囲気で、見る側が全員座っており、手を挙げてリズムを取ったり、揺れたりするということがなく非常に緊張感の高まる文字通り'発表'の場でした。そして、ついにぼくたちの出番になりました。ドラムのカウントが始まりました。この時点でぼくは「いつもより速いかも」と思いました。そして後に語り継がれる高速リライトが始まりました。iPodなどの音楽機器で▶︎を長押しすると曲が早送りされますよね。そのスピードでぼくたちは演奏をしました。他のパートの3人はなんとかついていきましたが、ぼくだけが全くついていくことができませんでした。ちなみに終始指板ガン見でした。他のバンドはBUMP OF CHICKENの「かさぶたぶたぶ」などを演奏していました。自分の演奏の不甲斐なさに赤面していたので、それ以外何も覚えていません。




このように1回生の頃は演奏を全員の前でする度に黒歴史を量産していきました。夏2のステレオポニーも全く弾けませんでした。学祭で組んだflumpoolもそれまでより多少はできましたが、先日、後輩のJに部室のパソコンに記録されているライブ映像を掘り起こされその場にいた数人で視聴したところ、そこには汚いクランチとクリーンのようなギターの音と終始うつむいて演奏する自分の姿がありました。ちなみにその後に辞めてしまったボーカルの女の子は深夜練に遅刻してタクシーで天王寺のベースオントップにやってきました。
その後の冬ライブにはでませんでした。
このあたりから、今後辞めるかどうかを考えるようになりました。



もう商学部のレポートくらいの字数は書いたので今日はここまでにします。
はー疲れた。長過ぎますね…。
誰も読む気しないですよねこの分量…。



この2日間マジで寝てしかないです。
明日は会社の研修。
そろそろ卒業できるか否かが決定するわけですが…時の流れに身を任せ。です。