気ままに生きます

人生いろいろ

映画 「グレイテスト・ショーマン」 感想

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ミュージカルが合わないのか分からないんですが、一言で言うとめちゃくちゃ薄っぺらい映画でしたね。
中身の無さを音楽やら踊りやらで無理やり切り貼りして繋げただけかなあと。
目の前の出来事のみにフォーカスされていて、登場人物のパーソナルな部分が全く見えてこなかったので、さっきまで非道なことをされていたのになんでそんな行動を取るの?と疑問符がつくシーンばかりでした。

 

夫のスキャンダルを見せつけられたのにすぐによりを戻したり、バーナムがサーカスを裏切って金儲けに走ったのにメンバー全員が全員戻ってきたりとドラマ性も何もない。
化け物扱いされていた女性が歌という自分の最大の長所を生かして花舞台で活躍できたのに、リンドという圧倒的美声と美貌を兼ね備えた自分の更に上をいくすげー奴が出てきてそこで葛藤する、ということもなかったりとか、とにかくうわべだけなんですよね。せっかくの個性派集団も見た目が醜いという雑な括りで特にキャラ立ちもしていなかったですし。

 

でもこういう映画って人間ドラマを魅せることが一番の目的ではないのでこんな視点で語るのはナンセンスかもしれないですね。

食事について

高級料亭とか回らない寿司に行ったことはありませんが人生で普通の人が経験しているくらいには美味しいごはんを食べて来ました。

でも忘れられないくらい美味しかったのは、中学受験の合格発表が終わった後に母親と食べたKYKのとんかつだったかなあ。

小学生ながら友達との遊びを断ってまで一生懸命勉強した結果、なんとか第一志望に合格し、勉強地獄から解放された喜びと母親の笑顔を見て何か全てが終わった気がしました。

好きなものなんでも食べていいよと言われて僕が選んだのがKYKのとんかつと言う、微妙に遠慮してるところとか渋めなチョイスが何とも子供らしくないですね。

食事ってその場で食べるぶんにはもちろん味が一番重要だと思うんですけど、後々記憶に残るような食べ物って結局は誰と食べたか、どういう状況だったかの体験含めてなんですよね。

そう考えると美味しいものを食べる機会は増えましたが、どこか空虚なのはそういうことなんですかね。

KYK久しぶりに食べたいなあ。

映画 「犬猿」 感想

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自分は妹と仲が悪かったのでかなり共感できたというか、痛いところ付いてくる作品だなあと思いました。
相手の行動全てが癪に触る時期が恥ずかしながらあって、その度に牙を向けてみたり、余計な一言を言っていた頃があったっけ。でもどれだけ嫌いでも一応血の繋がった兄弟なので何も知らない他人に貶されるとそれはそれで「いや、違うんだ」と言いたくなるのも事実。でもそれを本人には面と向かって伝える勇気はないし、兄弟の間で明確な年齢的な上と下はあっても兄だから、妹だからとお互いに譲歩することは絶対にない。
心の奥底では尊敬の念やあいつも頑張ってるとは思っていても次に会話するときにはそんなことは完全に頭から抜けていて、やっぱり合わないとは思いつつもめちゃくちゃ嫌いというわけでもない。
こういう兄弟って結構多いんじゃないでしょうか?

 

 

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窪田正孝&新井浩文という安定感抜群コンビとニッチェ江上&筧美和子という一見まさかのキャスティング!?と思いつつもバッチリ役柄にハマっていた2人。これは選んだ製作陣のファインプレイでしょう。特にニッチェ江上上手い。普段のコントでも若干芝居っぽいものが多いですが、映画初出演?でこれだけ魅せてくれるなんて。ストーリー的には地味なんですけれど2人の演技が最後まで映画の鮮度を保ってくれていたような感覚。コーヒーカップでフガフガ言ったり、ブスブス連呼されたり、エロいイメージビデオに出演したり他の役者には出来なさそうな演出が結構ありましたね。
冒頭の昨今の映画界に対するアンチテーゼも好きです。

 

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映画 「羊の木」 感想

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松田龍平サイコパス過ぎる。
おじゃる丸に星野さんという何を考えているのかわからない支離滅裂な宇宙人のキャラクターがいましたが完全にそれです。
真顔で人を殺す感情のない殺人ピエロを地で行っていて、全く関係のない漁業関係者を平気で轢き殺したり、昨日も一昨日も人を殺したとあられもなく言って見せたりもう色々と狂っている。


北村一輝の見た目からしてヤベー奴感が滲み出ているところとか、優香の魔性の女感とか、元犯罪者達の一般人達とは少しズレた違和感を感じさせる描写が随所にあったのは非常にうまいなあと思ったのですが、やはり元犯罪者全員で徒党を組んで何かをしでかすという展開を見て見たかった自分がいたのでその辺で言うと結局松田龍平の独壇場になっていたのが少し期待外れでした。別に徒党を組まなくても更生を目指していた他の彼らがなおも魚深で罪を犯し続ける松田龍平達に立ち向かって行くような切り口でも面白かったかもです。


木村文乃プログレかガレージか知らないですがノイジーなギター良かったですね。てか木村文乃ってこんなツンツンキャラもいけるんですね。

羊の木のタイトルの意味することころって要するに魚深という木で羊という名の元犯罪者達が実を結んで新しい生活を手に入れたり、逆に同じ過ちを繰り返し枯れ果ててしまった様子をそのまま表しているんだと思いました。

質問2

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なんやねんいきなり、まず怖いわ

なんJのスレで見たことあるでこういうの

てか13パーセントとかいう半端な数字も怖いし、なんで境遇まで指定されてるんや

 

13パーセントってことは.130くらいなのでセリーグのピッチャーがヒット打つくらいの確率ですよね

そう考えると結構確率低いですよね

あと1000万円って僕みたいな人間だと稼ぐのに3年はかかるので3年後に生きてる確率ってたぶん9割5分くらいだとするとそこまでハイリスクでもないかなーと思いますね

ということで2回押したいというのが本音ですね

 

ただ僕は生に執着していることが前提になってるのでいくら貪欲だとしてもその仮定だと1回も押さないです

 

おわり

 

https://peing.net/kukisboak

 

僕は暇人ですよー

 

人生

生きていても目新しいイベントが全くない。

四季の行事には無縁だし、旅行もほとんど行かない。インスタグラムに上げるようなこともほとんどないし、かと言って今個人的にのめり込んでいることもない。

毎日会社には最低22時まで拘束され、場合によっては終電というのもあるので何かをする時間もないし、何かをする気力が沸き起こらない。料理もほとんどしないし、自分磨きをする時間もない。休みの日は映画館に行くか、シーズンになれば野球を観るか、数少ない友人の皆さんと飲める機会があるくらい。そんな何もない自分とは裏腹に周りの人たちは着実に自分の身の回りを固めに入っている。それなりに趣味は多い方だと思うけれどふと考えた時にこれらの思い出はほとんど自分1人だけのものなんだなと思うと途端に虚しくなる。直近のカメラロールが私事だらけで思わず苦笑した。はぁ。これからどうしようか。

映画 「スリービルボード」 感想

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3つのセンセーショナルな看板をきっかけに動き出す3人の三者三様な物語。

 

まずよくこんなストーリーを思いつくなと。他ではみられない唯一無二かつ先の読めない展開で最後までドキドキして見られました。
ただ個人的には広げた風呂敷はきちんと畳んでほしいタイプなので、最後までミルドレッドの娘を殺害した犯人を探していた自分にとっては肩透かしを食らう展開でした。あのラストが物語の着地点だと言われればそれまでなのですが。

 

とは言え、登場人物全員が皮肉屋でユーモアが効いており、黒人差別、障害者差別発言に対しても毒を持って毒で返すスタイルが逆に心地よかったです。
その他にも随所に印象的なシーンがありました。ディクソンがレッドを事務所のビルの2fから突き落とすシーンも後ろ姿からワンカットで撮られている分彼自身の狂気と怒りをダイレクトに感じることができましたし、ウィロビーが彼の妻・ミルドレッド・ディクソンに託した3つの最後の手紙とかレッドがディクソンに病院でオレンジジュースを差し出すところとか映像としてとても良かったです。

 

ただ何度も言いますが、突き上げられて、落とされて、揺さぶられた感情の最終的な行き場が見当たらないまま終わった点が唯一にして最大の気掛かりな点でした。